原作
映像翻訳をする上で最も注意をしなければいけないのが、オリジナルの雰囲気・意味合い・調子をくずさずに見る人にとって分かりやすい訳をすることです。
翻訳者の訳し方で、作品の雰囲気が変わってしまったり、作者が伝えようとしていることのポイントがずれてしまったりすることがあるのです。
翻訳者と原作について
映像翻訳の醍醐味は「原作者」の意図を自分の言語の言葉に変えて、他の人へわかりやすく伝える。
ということですが、最も大切なことは、「作品を理解する」ことです。
いくら言語力があり、日本語の表現が素晴らしくても、制作物自体を理解していないことには、その制作物の意味を誰かに伝えるなどということは不可能なのです。
そこには言語能力以上に、理解力が必要となります。
スクリプトを読んでただその分を訳すだけではダメなのです。
なぜ作者がその言葉を選び、未来の映像翻訳については、その個所で使ったのか?そういうことをしっかり理解していないと、どこかでズレが生じます。
またベテラン・アマチュアを問わず、その流れの中で作品を「演出」してしまうことが稀にありますが、これも映像翻訳をする上で気をつけねばならない点です。
翻訳者は元の作品を「訳」しても「演出」してはならないのです。
自分が思う適切な言葉で「原作者」の意図を伝えることと、未来の映像翻訳の説明をすると、演出するということは大きく違います。
これから映像翻訳を目指す方なら、このことをしっかり肝に銘じておくべきでしょう。